成城学園前駅の新型発車標

先日、Twitterでこんなツイートを見かけた。

 

 小田急線の成城学園前駅に、新しい発車標が設置されたらしい。

しかも、天井ではなく、丸い柱に取り付けられている。非常に興味深い。

このツイートを見た3日後、私はがっこうぐらしのイベントの帰りに成城学園前に立ち寄ることにした。

 

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この駅に降り立ったのは5年ぶりぐらいだろうか。

上りホームに移動し発車標を探す。

見つけるのに5分ぐらいかかった。

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ホームのちょうど真ん中あたりに取り付けられていた。

訪問したのが日曜日の夕方だったためか、点灯していなかったのが残念。

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表示面は最近流行のLCDではなく、LEDを用いているらしい。

また、京三製作所の銘板が取り付けられている。

小田急は京三と日本信号の発車標を駅によって使い分けている。

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発車標の上に取り付けられていた装置。

おそらくこの装置で情報を受信しているのだろう。

ランプがついていたので、電源自体は入っているようだ。

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最近10連化改造がされた1095編成と発車標が並ぶ。

この編成とともに、小田急の期待の新星として活躍していくことはできるのだろうか。

 

家に帰ったあと、この発車標について調べていると、京三製作所プレスリースにこんな記事をみつけた。

 

小田急電鉄 成城学園前駅に「曲がる表示器」を試験納入いたします』

http://contents.xj-storage.jp/xcontents/67420/b297fdd8/1938/4ef9/9d74/43d12a38e1e4/20170412133125711s.pdf

 

この記事を読む限り、この発車標はなんと曲がるようにできているらしい。

通常発車標というものは固い素材でできているので、曲げることはできない。

だから丸い柱などに設置する場合などは、あらかじめ柱の径を計り、それに合わせて設計しなければならないのだ。

曲がる素材で発車標を作るというのは、それらの行程ををすべて省いた上に、どのような大きさの柱にも対応できる。非常に画期的だ。

 

この発車標はまだ試験段階のため、これが今後普及していくのか、それともお蔵入りになってしまうかはわからない。

今後の動向に注目だ。